綿矢さん歓迎


仕事で早稲田に行ったんですが、大学正門横(嶋田久作似の店長が「1日1食ソバをくえ!」と看板でアピールする蕎麦屋の辺りです)の食堂に「綿矢さん芥川賞受賞記念。綿矢カレーあります!」と書いてあったので思わず入って食べてしまいました。


ちなみにメニューの横には「綿矢さん歓迎」の文字が。ということは、肝心の綿矢さんはそのカレーを食べたこともない、思いっきり無許可でメニューに命名しちゃってるということです。まあ、明らかに綿矢さんがこのカレーの存在を知ったら、本人のほうでは「歓迎」はしないだろうという気がするんだけど。


ちなみに、「綿矢カレーひとつ」と注文するのはかなり度胸が入りますが、その意気込みとは裏腹に普通のポークカレーでした。サラダと練乳がかかったイチゴのデザート付き。イチゴのデザートが綿矢りさを意識してる、ということみたいです(どういうふうにだ)。


まあ、唯一ちょっと特別っぽいのは、お店の中に『蹴りたい背中』と『インストール』の単行本が置いてあることぐらいです。綿矢カレーを食いながらこれを読んで綿矢ワールドにひたれ、と。そういうことなのね。ページをめくると、いきなりカレーをこぼした後がありました。600円です。


そんなこんなで、色々オプションはあるけど、まあ全体的には特に語るべき特別なところもないよって感じです。以上、『蹴りたい背中』の感想でした。