歎異上等

遅い昼食を摂ろうと会社の近くを歩いていると、学校帰りと思しき男の子二人とすれ違いました。制服とか着てなかったし、多分小学生なんだろうな。大きな声で何か聞き覚えのあるフレーズを繰り返しています。


「ぶんぶんぶぶぶん....500円玉!....ぶんぶん」
「10枚!....ぶんぶん....畑!....ぶんぶん」


あ、数取団だ。


ナイナイが土曜8時にやってる番組(名前忘れた)の中のコーナーね。なんか失敗すると関取に突き飛ばされるやつ。知らなかったらごめんなさい。


僕も新庄が出てた回しか見た事ないんですけど、前の人が「500円玉」とかお題を出して、次の人が「1枚」とそれに見合った単位を付けて答えて、また「ボールペン」とかお題を出すの。
で、次の人は「2本」とまたそれに見合った単位を付けて、さらに数字をひとつ増やして答えないといけないってゲーム。


インターネット的にはこれ(音出ます)が有名みたい。見れば大体雰囲気掴めるんじゃないかしら。


子供の間じゃ流行ってるのかな。


ただ、僕が見た子たちは二人だけでやってるから、なんていうかアウトとセーフの境界線が曖昧なんですよね。「畑!」って言われてから明らかに「えーっと、うーん、....11ヘクタール!」とか返答に窮してるのに相方は何も言わないで流しちゃってるし。これは本当に楽しいのか。


しかし子供ってのは面白いもんです。
僕には単位を数えてくれってときにまず「畑」なんて発想は出ないし、「ヘクタール」なんて言葉も思い出せないっすから。ジェネレーションギャップおもしれー。そう思いながら、すれ違った後も耳で彼らのやり取りを追いかけてました。


「11ヘクタール....ぶんぶん....GUCCI!....ぶんぶん」


おお、最近の小学生すげー。GUCCIとか数えちゃうのかよ。しかも畑の次にGUCCI。21世紀の子供はまさに混沌とした日本の象徴ですなー。


「....12人!....ぶんぶん....大竹まこと!....ぶんぶん」


....グッチ裕三のほうか!そして大竹まこと