無死1塁。かわいい。

日本シリーズが終わりました。もしダイエーファンの人が見ていたら、おめでとう。僕は阪神ファンなので残念な結果となりましたが、甲子園3連勝など素敵な思い出を貰いました。


ところで、社会人の阪神ダイエーファンの皆さんは今年の日本シリーズ、どうやって観戦されたのでしょうか。特に平日。僕は甲子園2試合を職場のテレビに齧り付いて応援していたのですが(家に帰ってる間に決定的なシーンを見逃しそうな気がして)、他の試合は仕事でどうしても見ることができませんでした。



そんなとき重宝したのがスポーツナビの実況中継(画面イメージは上画像参照)です。映像は出ないけど、試合の経過を随時テキストライブで中継。
「今岡 2ボールからの3球目、真ん中ストレートを思い切って叩いてセンター前に抜けるヒット!」「金本 2死1塁。2ストライク2ボールからの5球目、外角低めのスライダーを打つも、力んだか、サードフライ」など、PCで仕事を片付けながら、ちょくちょく更新ボタンを押しては試合経過を見守ることができました。便利な世の中になったものですね、本当に。来年優勝したらまたこれ使おう(はい、そこ五月蝿い)。


が、そんな快適きわまりないスポーツナビのテキストライブにて不思議な現象を発見しましたので、今日は報告がてらこれをDIARYの題材にしたいと思います。


それはシリーズ最大の山場となった最終戦、第7戦の1回裏に起きました。ダイエー和田のピッチングの前に初回無得点に終わった阪神に対し、ダイエー打線はムーアの立ち上がりを攻め、先頭打者の村松がいきなりヒットで出塁。無死1塁のチャンスを作りました。バッターボックスは今年大きく成長を遂げたダイエーの若手、川崎。


このとき、テキストライブの画面がどうなっていたか、僕が撮影した渾身のスクリーンショットをご覧ください。


証拠画像1


....これでは小さすぎて良くわかりませんね。拡大してみます。


証拠画像2


「川崎 無死1塁。かわいい」


....かわいい?
「1ストライク3ボール」でも「初球空振り」でも「送りバントの構え」でも無く、「かわいい」。意味がわかりません。確かに川崎選手は「かっこいい」というよりは「かわいい」という表現が似合う童顔の持ち主ですが、仮にそうであったとしても今ここでテキストライブにそれを書く理由がわからない。試合経過じゃなくお前の主観かよ、と。ルックスの感想なのかよ、と。


僕は怪訝に思い、その後10分ほどの間に15,6回も更新ボタンを連打しましたが、画面は「無死1塁。かわいい」のままでした。
「なんだよ?故障か?」
試合経過が「かわいい」のまま止まってしまい、しかしテレビ観戦もかなわず、イライラを抑えきれずに10分。やっと更新が反映されて僕の目に飛び込んできた画像が↓です。


証拠画像3


....いつの間にか「かわいい」の文字が消えている!


そしてなにより、点入れられてんじゃん!


結局この2点が決勝点となり、阪神は敗北、日本シリーズのタイトルも落としてしまいました。勝敗は、まあ、時の運だから仕方ないとして、だ。「川崎 かわいい」の文字を眺めている間に勝負の大勢が決まっていた僕の日本シリーズ


なんつーか、しまけん せつない。