さびしい公園

んー、昨日のやつは一応元ネタありきのパロディだったんだけど、あんま伝わらなかったくさいね。ブリキの太鼓。ウンムカスル。


あと「政治学を専攻していた」じゃなくて「専攻している」ひとはバンバンWEB上に事情通ぶったテクストを掲載されるべきだと思います。それが専攻しているっていう意味だもん。


まだdaboyさんの確認を取ってないけど、一応LINKIN PARKの新作もクロスレビュウ候補に入れようかなと思ってます。「俺のレビュウ載せろや」って方はご一報ください。




「成功した要因」ってのと「成功する要因」ってのは全く別物なんだよね。


例えばLINKIN PARKの1stがなぜ売れたのかと訊かれれば、多分僕はあれこれマーケティング的な話を(推測の域で)するとは思うんですが、LINKIN PARKがなぜ売れたのかと訊かれれば、彼らの魅力を語るんじゃないかと。そういう意味で。
うーん、言葉尻じゃ厳密に規定するのは難しいか。


確かに前作リリース以降この型の音楽が飽和状態になってしまったというのは否めないし、彼らの意思とは関係なくポップスのフィールドにまでLIKIN PARK的なアプローチが出てきているのも、多分僕やdaboyさんの私見ではあったけど、ある程度の真実を含んでいるんじゃないかとは思います。今作も「売る」という観点からみれば満遍なくエアプレイを稼げる無難な音だし。


でもそれとは別に彼ら独自の魅力ってのがあるわけ。
やっぱ凄い誠実な人達なんだなって勝手に思うんですよね。
いまのところ前作ほど心に響く強烈なメロディを僕はまだ見つけられないでいるんだけど、それでもなんかこのメガネロックに連帯感みたいなのを感じずにはいられない。
「トラウマ」ほど暗くはないんけど、ちょっと暗くて陰がある。
でも「一緒にこのサビ歌おうぜ」と言ってくれる感じの前向きな陰。
ミーハーだ軟弱だと言われてもそこが好き。


結局僕は前作「[HYBRID THEORY]」のレビュウを書いていないのでした。
ので、今回は借りを返す意味で(この発想法はすごい自意識過剰で素敵だなあ)、大絶賛レビュウを書いてやろうと思います。ひとりのファンとして。


で、一方他のバンドのレビュウでは「LINKIN PARK的手法」とか、そういう単語をこれからも使い続けるつもり。こっちは「成功した要因」のほうのLINKIN PARKを記号として取り出して、それを使うわけです。ひとりの音楽ファンとして。


この立ち位置は結構難しいっすね。と、改めて思いました。
僕がLINKIN PARKのファンだという前提が伝わらなければ、なんだか記号としての彼らだけを不誠実に使い続ける、過剰なクリティックに堕してしまうもんな。t.A.T.u.の話をしながら「これがLINKIN PARK的で」とか、そこだけフォーカスして見れば、侮辱と思われても仕方ないし。バランスを取るために1stのレビュウを書いておくべきだったのか。


自分にとって大切な存在としてのバンドと、記号としてのバンド。
後者も他の「自分にとっての大切なバンド」を説明するためであったり、他人とコミュニケーションしながら繋がっていくためであったり、絶対に必要な要素なんだけど、この理想的な使い分けや折り合いのつけ方が未だにわかりません。


まあ、わかったら逆につまんなくてレビュウとか書かないか。
迷走しながら誠実にやってこうと思います。
ひらがな多めのほうが迷走してる感じ出るかな、とか微妙に計算しつつ。