まずは落日、そして朝日

毎度週刊朝日を読む度に思うんだけど、全員のコラムが不思議な終わり方するよね。文章が急に途切れて「あれ?次のページに続くの?」と思って捲ると、何も続かずにコーナーが終わってたり。あのイライラ感と言ったら無いね。早漏の彼氏を持つとあんなふうなのかしらん。


多分編集者が悪いんだろうけど、なんでこんな奇妙な区切り方なのか。9月13日号の船橋洋一のコラムなんかさ、2ページも使って最後の文章が「まず自分でコーヒーをいれ、どうぞと私に勧めてくれた」だよ?


「まず」で終わる文章とか初めて見たよ。
あ、「まず日本語の勉強から始めたらどうだろうか」みたいな終わり方はあるんだろうけど。「まず自分でコーヒーをいれ」て。明らかに続くと思うじゃん。で、ページをめくると堺屋太一のエッセーなわけ。びっくりする。
あんま面白かったから病院の待合室にあったこの号だけこっそり貰って来ちゃったよ。ちなみに巻頭は「いい病院」特集。僕が待合してた病院は載ってなかったです。勇気ある行動。自己批判の鑑。


きっと小田実とか読んで日本語の勉強したんだろうな。
「許せない。唐突に思った」で本が終わる人だし。朝日だし。小田実の本のタイトル的に言うと、まさに「これは『人間の言葉』か」ってやつだよね。なんの実りもない。それじゃ、まずうんこしてくる。